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東京・丸の内でヘラルボニる!

Money for Goodでは2023年7月14日~8月13日で「#推したい会社」の投稿コンテストを開催させて頂きました。早いものでもう1年が過ぎてしまいました。気づけば8月も中旬、夏休み中ということもあり、お子さんと一緒に過ごす時間が普段より多いという方、夏休みだからどこかに連れて行かなきゃと思っていらっしゃる方も多いかもしれません。

Money for Goodでは何度か、企業の施設やスタディツアーをご紹介しています。是非、参考にしてもらえたら嬉しいです。

そして、今回この夏にご紹介するのは、東京・丸の内でのイベントです!題して、「東京・丸の内でヘラルボニる!」をお届けします。


ヘラルボニーってどんな会社?

Money for Goodを普段からチェックしてくださっている方々にとっては、もうおなじみのヘラルボニー。「異彩を、放て。」をミッションに知的障害者自身がアーティストとして活躍できる場を提供しています。

ヘラルボニーは2023年のNote投稿コンテスト「#推したい会社」参考作品を書いてくださった松田崇弥さん、松田文登さんの双子のご兄弟が2018年に設立した会社で、本店が盛岡市にあります。お二人の4歳上のお兄様、翔太さんが小学校時代に記していた謎の言葉「ヘラルボニー」が社名になっています。

ヘラルボニーはこの1年、本当に目まぐるしいほどの飛躍を遂げています。ルイ・ヴィトンやクリスチャン・ディオールなどのメゾンを傘下に持つ世界最大の複合企業LVMHが設立した世界各国の革新的なスタートアップを評価する「LVMH Innovation Award 2024」にて、日本企業として初めてのファイナリスト18社に選出され、5月23日にフランス・パリで開催された授賞式にて「Employee Experience, Diversity & Inclusion」カテゴリ賞を受賞しました。今後はフランス・パリに現地法人を設立され、日本のみならず海外での活躍も期待されます。

東京・丸の内でヘラルボニる

そんな大活躍のヘラルボニーですので、いろいろな場所で商品やアートを目にすることができます。Money for Goodでは昨年末に「盛岡でヘラルボニる!」と題して、本店がある盛岡市でヘラルボニーにまつわるスポットをご紹介しました。

今回は、「東京・丸の内でヘラルボニる!」と題して、この夏の期間限定イベントをご紹介します。

「HERALBONY Art Prize 2024」

ヘラルボニーは今年、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」を初めて創設しました。障害のある方がひとりの作家としてその才能が評価され、さらなる活躍の道を切り開いていけるようにとの思いが込められています。国籍や年齢はアンリミテッド!世界中の障害のある表現者を対象として、2024年1月31日「異彩(イサイ)の日」から3月15日の期間、世界28カ国・924名のアーティストから総数1973点の作品がエントリーしました。

HERALBONY ART PRIZE 2024 EXIHIBITION

そして、この夏東京・丸の内、三井住友銀行東館1階アース・ガーデンで展覧会が開催中です。グランプリ受賞作品・審査員特別賞受賞作品、協賛企業によって選出された企業賞受賞作品、さらに最終審査進出作品を含む全62作品が展示されています。国内の作家さんだけでなく、海外の作家さんの作品も観られます。

会期:2024年8月10日(土)~9月22日(日)10:00-18:00
場所:三井住友銀行 東館1階 アース・ガーデン
     〒100-0005 東京都千代田区丸の内1-3-2
料金:入場無料
アクセス:東京メトロ 丸ノ内線・東西線・千代田線・半蔵門線、都営三田線「大手町駅」C14出口直結

グランプリ受賞作品「ヒョウカ」浅野春香さん

Money for Good編集部では8月9日に行われたプレオープニングイベントに参加してきました。どの作品も素晴らしく、感性が刺激される時間を過ごしました。その場には多くの人たちと一緒に作家さんも参加してくださっていて、実はグランプリ受賞の浅野春香さんから直接作品について説明していただける機会がありました。

グランプリ受賞作品「ヒョウカ」、提供:ヘラルボニー

この作品、米袋に極細POSCAで描かれています。私は小中学校くらいのときにPOSCAを使ったことがあるのですが、「これは、(私の記憶にある)あのPOSCAで描かれたんですか??」と思わず確認してしまいました。どこから描き始めるのか、何を意味しているのか、製作期間はどのくらいなのか(7か月だそうです)などいろいろとご本人から直接お伺いすることができました。

そして作品内に隠れている「お父さん」の存在なども教えていただきました。是非期間中に東京・丸の内に足を運んでいただいて、直接見て探してみてください(ヒントは右下あたりです。)。

誰もがアート鑑賞を楽しめるイベントを開催

提供:ヘラルボニー

この展覧会期間中に、アート鑑賞を楽しめるさまざまなイベントが開催されます。アート鑑賞というと難しそうといったイメージを持たれる方などは是非、鑑賞ツアーに参加してみてはいかがでしょうか。

ART CRUISE~ヘラルボニースタッフが作品を紹介する鑑賞ツアー~
日時:土曜日11:00--11:30、日曜日・祝日①11:00--11:30/②14:00--14:30
   ※8/11, 9/1は②14:00--14:30のみ開催
   ※9/8②14:00--14:30は手話回(手話のみ、音声案内なし)
所要時間:約30分(手話回は約45分)
参加方法:参加費無料、事前申込不要
会場:三井住友銀行東館1階アース・ガーデン

そして、実は夏休み企画として、小学生を対象としたアート鑑賞ツアーも行われます。お子さんにもアートを身近に感じてもらえる機会、夏休みのイベントとして、是非、お子さんと参加してみてはいかがでしょうか。

ART CRUISE KIDS~夏休み企画!小学生を対象としたアート鑑賞ツアー~
日時:水曜日、土曜日14:00--14:30
   ※8/24②14:30--15:00開催
   ※9月は土曜日のみ開催
対象:小学生のお子様とその保護者
所要時間:約30分(手話回は約45分)
参加方法:参加費無料、事前申込必要(定員15名)
会場:三井住友銀行東館1階アース・ガーデン
事前申込サイトはこちら

その他にもイベントが開催されます。是非、訪れる前にチェックしてみてください。

提供:ヘラルボニー

さいごに

ヘラルボニーの作品に触れるときに思うのは、単純にアートとしての美しさや表現の素晴らしさによる感動です。でもそこに作家さん一人一人の背景などを知ると益々作品のことが好きになったり、作品の解釈が変わったりします。一度自分の感性で観て、そして鑑賞ツアーに参加して、作品や作家さんの背景などを聴いてみてはいかがでしょうか。

世の中には、ヘラルボニーのように社会をより良くしようと頑張っている企業がたくさんあります。是非、あなたの目で見て、体験し、そこにある社会課題を知ってもらえたら嬉しいです。

Money for Good」では、お金の流れで社会課題の解決を目指しています。社会も、自分自身の生活も持続可能なものにするために、日ごろから小さなできることを積み重ねていく。社会を良くしようとしている企業を応援してみる。あなたのできる一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

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