社会をもっと良くするお金の循環をつくる「Money for Good」
お金の循環の偏りが引き起こす、さまざまな社会問題
あなたが「お金」に触れるとき、それはどんなときでしょうか。商品やサービスを購入する、生活をする、銀行にお金を預ける、仕事をしてお金を稼ぐー。
日常の中で、お金を使う機会は多岐に渡ります。最近ではモノやサービスを購入する際、キャッシュレス決済をはじめ、ワンタッチで気軽に行えるようになりました。一方で、社会が複雑化するにしたがって、株価や経済の動きなどが私たちの生活にどう影響しているかがわかりづらくなっており、お金の循環が一部に偏ってしまっていることで経済格差を始めとした様々な社会問題なども深刻になってきています。社会、そして経済の「血液」ともいえる存在であるお金。より良い社会を目指すためには、より良いお金の循環を生み出していくことが大切なのではないでしょうか。
お金とは本来、その先に「人」がいるものです。好きな商品を購入する、大切な人にプレゼントをする、困っている人を助ける。お金は、社会とつながる一つのツールであり、ときに自分自身の想いを伝え、社会課題解決の役割を果たします。誰かが喜ぶ顔を想像したり、感謝されることで自分自身の心もあたたかくなるーそうした、お金を介して社会とつながる「手触り感」やその先の人、社会とのつながりを少し意識するだけでも、お金の使い方は大きく変化するのです。
「Money for Good」とは?
私たちがお金を使うと、そのお金を受け取った人はまた何かにお金を使い、そのお金はまた誰かのもとにわたっていきます。そうしてお金はまた、社会を巡り続ける。お金を使うことはほんの少しであっても、社会を動かしているといえるのです。
そのお金の使い方を、私たち一人ひとり、より良いものにすることができたら、未来もきっと、よいものにできるのではないでしょうか。そんな想いからうまれたのが、この「Money for Good」のプロジェクトです。
日常で取り組めるMoney for Goodなしくみ
日常でお金を使う機会は数多くありますが、Money for Goodなお金の使い方にはどんなものがあるのか、以下はほんの一部ですが、いくつか具体例を上げて紹介していきます。
【かう・つかう】
いつも通り生活しながらも、普段購入する商品やサービス、使用するクレジットカードの選び方などを少し変えるだけで、社会によいお金の循環が大きく広がります。それには以下のような方法があります。
人々や地域、社会、そして地球環境に配慮した「エシカル商品」を買う
社会貢献につながるクレジットカードを使う
自宅のエネルギーを、再生可能エネルギーに切り替える
寄付つき商品を買う
【ためる・あずける】
普段、銀行に預けているお金も、実はMoney for Goodに変えることができます。今、融資先を環境改善に資する事業に限定するグリーン預金などが国内外で増えています。そのように、金融機関を「お金をただ預ける場所」として捉えるのではなく、預けたお金がどのように使われているのか、その金融機関がどのような想いで何に取り組んでいるかを知ることで、私たちの預金もよりよいものにすることができるのです。
社会貢献につながる預金先を探す
【まもる・そなえる】
社会貢献につながる保険プランもあります。「社会貢献につながる」というと、寄付などを思い浮かべるかもしれませんが、シンプルに「自分自身が健康でいること」で社会保険料を減らすことができ、また自分自身の人生もより充実したものにできることから、健康づくりを促す保険に加入することも一つの社会貢献であると言えます。また災害や気候変動に起因するリスク、私たちの日常に潜む「もしも」を守る保険や防災も、私たちの生活、社会をよくするお金の使い方といえるのではないでしょうか。
大切な人に防災用品をプレゼントする
【たすける】
あなたの「応援したい想い」をお金に載せて、何かにチャレンジしたい人や、あなたにとって大切にしたい地域に託す、という方法があります。また、お金を介すことで、直接応援の声を届けることができます。
クラウドファンディングでアイデアや想いを持つ“起案者”を応援する
寄付で、想いを実現する
【ふやす】
投資は「ギャンブル、お金儲け」というイメージがあるかもしれませんが、投資の根本にあるものは、「社会に価値を生み出す企業や事業をお金の面から支え応援する、社会全体の価値や利益を増やす」こと。そして近年特に環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の要素を考慮したESG投資が注目されています。ここでは、社会や未来をよりよいものにしていく投資のあり方に注目してみましょう。
環境問題や社会課題に取り組む会社に投資する
社会貢献につながる投資をする
【うみだす】
社会問題を解決するために事業をうみだし、起業してソーシャルビジネスに挑むことも、多くの人を巻き込みながらお金の流れを変え、社会をよくする手段です。「社会課題とビジネスは結びつきにくい」と考えられがちですが、日本でも社会性と経済性を両立した企業は増えています。
起業したり、ソーシャルビジネスに挑む
お金の使い方に「自分らしさ」と小さな「優しさ」を
いかがでしたでしょうか。あなたの日々の行動の一つ一つが、あなた自身を、価値を、表現することでもあります。「お金」に色はないとよく言われますが、お店で商品を購入したり、起業したり、街頭で募金をしたり、誰かに投資・融資したりすることで「あなた色」のお金を生み出すことができます。「お金」を通して、あなたの人となりや、価値観を表現することができるということです。
世の中には、社会をよくしよう、未来をよくしようと活動している人たちがたくさんいます。そうしたよいアイデアや商品、取り組みを知り、お金の少し先の「人」、社会とのつながりを少しでも意識するだけで、「お金のよい循環」がうまれます。一人ひとりがお金に触れる日常の一コマ一コマに小さな優しさを持ちやすくすることで、やがてそれが大きな優しさとなって、社会をよくしようとする動きが大きくなる。私たちはMoney for Goodを通して「お金のよい循環」で社会課題の解決をめざし、みなさんと一緒により良い社会を創りたいのです。そんな社会を、みなさんと一緒につくっていけたらうれしいです。
編集協力:ハーチ株式会社・IDEAS FOR GOOD編集部
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